古村其飯 "植木鉢" (沖縄・荒焼)

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-古村さんのうつわについて-釉薬を使わない古村さんのうつわの表情は土そのもの。食材がとても映えます。荒焼(あらやち)と呼ばれる釉薬を掛けない焼き物で「南蛮」とも呼ばれます。一般的には焼締(やきしめ)と呼ばれるもの。南蛮の特徴は、先ず保温性のある焼き物であること。熱いものを入れても、ほっこりした体感、冷たさも継続します。そして、もう一つは、焼き物の表面にある微細な穴。土の成分と食材が混ざり合い、味をまろやかにすると共に、保存性や熟成に優れています。昔から酒甕やしょうゆ、味噌甕に使われてきたのには理由がある、ということです。今でも泡盛の熟成には必ず荒焼の酒甕が使われます。-穴窯-古村さんの窯は古式の穴窯。穴窯は、作品を焼く焼成室と燃料(薪)を燃やす燃焼室が一体になっており、作品は火前と火裏、熾(薪などの燃えさし)によっても表情が変わり、それぞれ個性ある作風がみられるのが特徴です。焼きの表情により値段が異なりますが、土はどれも同じです。-土・薪-沖縄本島南部の土、ジャーガル、マージ、クチャ、ニービと呼ばれる土をブレンドして作られます。燃料となる薪は、そのほとんどに琉球松を使用するこだわり。琉球松を燃料にしておよそ六日間焼成します。-荒焼の手入れ-焼き締めのうつわは、食べ物の匂いが付いてしまうことがあります。匂いがついてしまった場合はまず、一晩水に浸しておいてください。大体はこの方法で気にならなくなります。もし一回では取れなければ、煮沸をすると効果的です。臭いを感じなくなるまで繰り返してみてください。洗う際は、特にはじめは粒子が粗いので、たわしを使っていただくことをおすすめします。洗剤は普通の食器洗い用洗剤で構いません。陶器は磁器に比べてもろいため、浸けおき洗いは避けた方が無難です。洗った器は、水分を拭き取り、乾燥してから仕舞うことで長く愛用していただけます。水を吸ってしまったまま保管すると、カビやシミ、割れの原因になります。最後に熱湯に通すと早く乾燥させることができ、臭いやカビの予防にもなります。取り扱いを気にして使うのを控えるより、器はどんどん使ってください。使っていただくごとに滑らかになり、器の表情も変化していきます。*土や泥釉の性質上、ぽろぽろと小さくはげる、欠けることもありますが、土の性質としてお考えください。不良交換の対象にはなりません。窯出し後、丁寧に処理されていますので安心してお使いください。一部商品は直し、補強済みです。その点もご留意ください。一般的な食器用スポンジだとボロボロになってしまう場合たわしをお使いください。*こちらの商品は店頭でも販売中のため、ご注文頂いた際にすでに完売している可能性がございます。予めご了承ください。

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